活動報告
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アラハバード農科大学での研修
(2000年2月23日〜28日)
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第3回ワークショップで指導して頂いたアラハバード農科大学の牧野教授が、ミゾラム州チンチップ村の村人8人を大学に招いて指導してくださいました。ワークショップにて牧野先生が換金作物としての果樹栽培を勧められたことから、ミカンの品質を高めるための接木についての指導を牧野先生ご自身から提案してくださって実現したものです。参加した村人は、アジア学院の卒業生ラルミンタンガ君をリーダーとし、実際農業に関わる村人の中から選抜された人たちです。


アラハバード農科大学にて。
牧野教授(後列左端)とミゾラムからの短期研修生

第3回ワークショップは、剪定と草マルチについてのスタッフによる解説と実演が中心で、品質を高めるための接木については解説のみに終わっていました。今回の研修は、村人たちにとって新しい技術を実習を通して身につけ、今後の果樹栽培にすぐに生かせるものと期待されます。また研修中には、牧野先生が行っているアラハバードでの地域開発の現場も見学させてもらいました。今回彼らが得た技術や情報を、どのように村人に広め、発展させていくかを考えるにあたって、とても良い手本となったことでしょう。

参加した村人のほとんどはこれまでミゾラム州を出たことがなく、インド国内の旅行も初めてでした。初めて見た外の世界と新しい技術は大きな刺激となったことでしょう。この刺激が村を活性化し、人々に技術習得に対する欲が連鎖的に生まれていくことを願っています。